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肩の強化~インナーマッスルの役割~

先週紹介したショルダープレスは三角筋のトレーニングでした。三角筋は肩の一番大きな代表的な筋肉です。肩に触って触れる表面の筋肉が三角筋です。
それに対して今週から紹介する肩の筋肉は外からは見ることも、触ることもできないためインナーマッスルと総称される筋肉です。肩のインナーマッスルには肩の内旋・外旋のようなねじりの動きの主働筋となるだけでなく、肩の動きを安定させるという大切な働きがあります。
肘関節や膝関節などは関節の両方の骨の端が同じくらいの大きささで落ち着いていますし、股関節などは骨盤が大腿骨を受け入れるような形になって安定しています。それに対して肩関節は、受け皿であるべき肩甲骨の端の関節唇(かんせつしん)よりも、上腕骨という腕の骨の端の方が大きく、関節唇の上を上腕骨の骨頭(こっとう)が回るように動くことができます。動きの自由さの代償として、非常に関節として不安定なんです。そのため脱臼を起こす頻度は他の関節よりも圧倒的にいわゆる肩関節(厳密には肩甲-上腕関節)が多くなるのです。
三角筋や大胸筋などの大きな筋肉は関節からやや離れたところに付着しているので、関節近くで関節を安定させる靭帯のような働きをする筋肉が必要になります。そこで脱臼や摩擦による関節の損傷を抑える靭帯のような機能を果たすのがインナーマッスルなのです。
インナーマッスルを鍛えることによって、肩の内旋・外旋などの筋力が向上することはもちろん、肩の不安定によるケガの予防や動きの安定にも繋がってきます。
次週からは3回に分けて基本的なインナーマッスルのトレーニングを紹介します。地味なトレーニングですが、スポーツ選手にとってはとても大切なトレーニングですので、是非実践してください。

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